世界で最高の知育玩具ってなんだろう

きみたつシリーズは、保育環境における知育に特化した玩具ブランドです。
そんなブランドを立ち上げたものですから、せっかくですし、世界最高の知育玩具を作りたくなりました。
さて、どうしたものか。

とにかく聞き込み

知育に向き合っている幼稚園・保育園・こども園さまにお邪魔して、先生方にこう聞いてみました。
「ひとつだけしか選べないとして、知育玩具で遊ばせるとしたら、何がいいですか?」
皆さま口を揃えてこう言います。
「そりゃ、積木でしょ。」

誰もが聞いたことあるあの名前

積木のルーツを追いかけると、一人の人物に行き着きます。
フリードリッヒ・フレーベル。
世界ではじめて幼稚園を開設し、世界で初めて知育玩具をつくった人です。
彼のつくった知育玩具こそ「恩物(おんぶつ)」と呼ばれる積木でした。まさに原点にして頂点といえます。
そして179年以上経った今でも彼の積木は「フレーベル積木」として世界中で愛用されています。
では、きみたつの積木はどんなものにしようか。

お客様は「その先」をみていた

ヒアリングを重ねると、やはり知育玩具の元祖、ほとんど不満はありませんでした。
ただ、「こんなパーツが付属してたら、もっと良くなるのにな。」という声が沢山でます。
今ある積木をもっと楽しめるものを求めていたのです。

この言葉が、そのまま”きみたつツミキ”のコンセプトになります。
真っ先に僕たちがしたことは基本ピースの製作ではなく、
「今使っている積木を120%楽しめる付属のアイテム」でした。

「大きなドアをつくるピースが欲しい」という声には、枠のようなピースを。
「動物の目や鼻になるようなピースが欲しい」という声には、穴がくり抜かれたピースを製作しました。
実際に園で使っていただくと結果は上々。
まさにかゆいところに手が届く感覚のピースだったと言っていただきました。

もっと保育の場面で使いやすく

この際ですから、保育園さまの全てのワガママを叶えた積木を作りたくなりました。
「収納する箱はどうですか?」と聞くと、僕たちでは想像できない返答が返ってきます。
「箱は、そのまま積木として使いたいんだよね。」
よくよく聞くと、底面にあるわずかな木ダボ等がどうしても邪魔になるとのこと。
でも、収納しやすいように積み重ねたい。
かといって子どもがもたれたりしたときにズレ落ちないようにもしたい。
う〜ん困った。
当たり前ですが、底が平らだと積み重ねは出来てもズレ落ちる仕様にはできません。

きみたつメイロの技法でクリア

答えは、僕たちの中にありました。
同じきみたつシリーズの「きみたつメイロ」のフタの作り方を使い、
箱にナナメのカットを入れ、底板が入り込む設計で作ってみました。
すると課題は見事にクリア!
底は平らな面になりつつ、積み上げてもズレ落ちない仕様になりました。

やっぱり必要な「基本ピース」

ある日、保育園さまから連絡が入ります。「やっぱり基本ピースもほしい」とのこと。
基本となるレンガサイズがたくさんあると、積木の遊びが広がると話していただきました。
せっかくなので基本ピースワガママを目一杯叶える商品にしようと思い、聞き込みを続けます。

すると
「生後半年で持てるけど、小学生になっても楽しめるそこそこ大きいサイズ」
というご意見が挙がりました。
つまり、現代日本の子どもたちに最適なサイズにする必要があるということです。

もちろん、他のきみたつシリーズの基尺に合わせた方が、より遊びの幅も広がると考えていました。
なので「基尺が揃う」「大きすぎず、小さすぎない」「重すぎず、軽すぎない」
この3つをクリアできるよう半年程度の試行錯誤を繰り返して生まれたサイズが72*36*18mm。
ようやく、きみたつツミキが完成した瞬間です。

根気強く遊んでくれた喜び

子どもというのは面白いもので、わずらわしさがなく、楽しそうなものは長時間集中して遊びます。
きみたつツミキで遊ぶとき、子どもたちは基本ピースを階段にしたり、
枠ピースを窓にしたりと創意工夫をこらしながら根気強く遊んでくれます。
子どもたちの心を育てる意味でも、根気強く遊べることは、とても大事なこと。
僕たちはそう考えておりましたので、これが嬉しかった。

きみたつツミキ