明石市 こども園 園長
木育が決め手だった
Q1.おもちゃのこだわりを教えて下さい。
自然のもので、なおかつ遊びが広がるものが良いですね。
例えば積木などのブロック玩具、おままごとセットも良いです。
とにかく大切なのは「本物かどうか」という点に限ります。
ここでいう本物は、素材感だけじゃなく子どもたちが自然と遊びを広げる行動を取るかどうか、というのが私は大切だと思っています。
Q2.きみたつシリーズを選んだ理由。
天然素材で手触りも香りも良くて、いろんな発想で遊びを広げられるといったところですが、実は、選んだ本当の理由は違います。
本当の理由は、木育をイチから教えてくれる講師さんが居たから、ということ。
とにかく現代は情報が多すぎると私は思っています。その中でも本当に大切なのは、何が本物なのかを知ることだと思っているんです。自分の五感でちゃんと正しい判断をするということが、今の子どもたちはちょっと苦手です。だから「本物を知るという機会を少しでも届けられたらいいな。」と思っていた矢先に出会ったのが、きみたつさんでした。色々と相談すると「木育のカリキュラム、できますよ。」と言っていただき、導入に繋がりました。きみたつのスタッフさんがそもそも木工所で働いているというところも大きな理由の一つです。これは後ほど話します。
ちょっと話は逸れますが、私、昔の日本の考え方も大事だと思っているんです。こういうと「古い考え方だな〜」と思われる人もいらっしゃると思うんですけど、聞いてください。
今、保育の現場で私が痛感しているのは、西洋の悪いところまで日本の文化にしてしまっているんじゃないか、というところです。例えば、今の子どもたちや若い人は、玩具などを足で踏んでも平気な顔をしています。もちろん保育現場では「だめだよ。大事にしようね。」と教えるのですが、叱るとき「そもそもなんで大事なのか」ということを、大人が説明出来ないんです。だから子どもたちも納得しないし「とりあえず怒られるからやめよっか。」くらいにしか思わない。
これ、実は木育にもすごく通じる部分があるんです。「木って生き物なんだ」と子どもたちがちゃんと実感することで、普段のモノの見え方や扱い方が変わる。SDGsの考え方や環境ビジネスが日本に広がっていますが、本当に大事なのは、今の子どもたちがちゃんと実感することだと思うんですよね。座学じゃ絶対ダメですよ、身につくことなんてないですから。「モノを大事にしよう」なんて言葉で皆覚えていますけど、五感で感じ取ること、本当に楽しい思いをすること、くやしい思いをすること、そうじゃないと心に刻み込むことまではできません。
長くなってしまいましたが、私のこんな考え方をきみたつさんは凄く共感してくれましたし、実際の木育カリキュラムで子どもたちに伝えてくれました。
ここまでやっている木工所は中々無いとおもいますよ。
Q3.きみたつシリーズを買ってよかったこと。
もちろん製品自体も良いのですが、特に木育のカリキュラムをしていただいたのがよかったですね。
玩具の遊び方をレクチャーしながら、子どもたちに木のことを伝える木育カリキュラムを有料で組んでいただいたのですが、やっぱり自分で作っている人の話は違いますね。
きみたつの講師さんは基本的に木工所で働いている人です。カリキュラムでは木は生き物で、木目が全部ちがうことや昔の日本人がどんなふうに木を使っていたのかを、子どもたちが分かる言葉で語りかけてくれました。それを保育の導入として、次に実際に子どもたちに玩具で遊んでみる。子どもたちの反応は大きく変わりましたよ。
Q4.これからのきみたつシリーズに期待すること。
丸太から何か作り出せるキットの玩具や、生活のものを子どもが自分でつくれるキットとかあると楽しそうですね。
普通に生活していると本物の木に触れながら、しかも自分で加工するなんて機会無いですから。つくってくれないかな。
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